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あれから。。 [日常]

本日は やはり猛暑。

夜8時の時点で室温は29℃です。
じっとりと汗をかいて気持ち悪いのはいうまでもありません。

昼間、庭でたまたまジョウロを見たら
ウソ!いた〜。
ここの住人カエルさんがじ〜っとしていたのです。
部屋から温度計を持ってきておいてみたら、ぐんぐん上がり
我慢大会かい?
正面からちゃんと見ると50℃近くだったのです。
きっと暑さは感じているでしょうけど、
なぜ ここ?という感じです。

日陰でじ〜っ.jpg
ちなみに同じころ
この子は日陰で固まっていました。

少し経って再び見た時には、ジョウロガエルさんはさすがにいませんでした。

[晴れ][晴れ][晴れ][晴れ][晴れ]


先日
震災から4ヶ月が経ち、私の生活はほぼ元通りになってきました。

今度の災害を通して

一晩だけでも避難所で不安な夜を過ごしたこと
ご近所の方と一緒にいて心強かったこと
今まで以上に人の温かさや優しさ支えられていることを感じたこと
間をおかず襲って来る余震におびえていたこと
家族と連絡が取れない大きな不安を味わったこと
家族にもとてつもない不安を与えたこと
親族3家族がまとまって生活したこと
子供が頼りになる存在である事をあらためて知ったこと
情報収集は積極的にしなければ何も見えないこと
毎日給水車のお水をもらいに通ったことと
物資を求めてあるいたこと
それに伴い行列したこと
節水や物の節約のために工夫をしたこと
人との関係もライフラインも繋がっていることがありがたいということ
当たり前は無い!ということ
自然は人に優しいだけではなく時に残酷なこと


もっともっと
経験したり考えさせられたこと学んだことがありました。
絶対に忘れてはいけないことです。


まだまだ色んな面で苦しんでいる人々がいますし
復旧復興がまだのところもあります。
家族とはなれて遠くから復興応援に来てくれている方々
震災に遭いながらも自ら地元の復興のため駆け回っている人がいる
多方面でボランティア活動をする方々がいるなど

そのようなことを思うと、自分はのうのうと暮らしているようで
申し訳ないような気持ちになります。

車で出かければ、遠いところから応援に来て下さっている
警察官による手信号のお世話になります。炎天下頑張ってくれています。
運転しながら頭を下げるのですが、涙が出てきます。
被災者被災地のために力を注いで下さっている方々を思うと
どんなに感謝しても足りません。



震災当日から少しの間の写真をアップします。

地震当日4時間半程前.jpg
地震4時間半程前 庭で撮影


震災1.jpg
地震直後です 自宅の食器棚の中がめちゃくちゃ


 震災2.jpg
翌日朝 石油コンビナートでの火災(当日から爆発)
避難所を出て自宅へ向かう途中撮影
よく見るとあり得ないところが海のように。。。
撮影のときは気付いていませんでした。 

住宅の屋根は真っ白 地震直後から降った雪です
凍結による給湯器の故障が多数発生したようです


震災3.jpg
給水に並ぶ長蛇の列。毎日のようにここへ通いました。
後にこの場所には仮設住宅が建設されました。


震災5.jpg
松林の向こうは砂浜です。震災前はこんなに見えませんでした。
手前は田んぼで瓦礫と共に津波に流されてきた家屋の二階部分


震災4.jpg
ガードレールの左下は田んぼ
高低差は結構あります。
津波はそこを越えてきました。


震災7.jpg
左が海側ですが、海岸から沼を飲み込みこの道路を越え、右手の田んぼにまで到達。
その先は住宅団地や学校があります。
舟で自衛隊の方々が捜索作業中です。
桜の木や道路標識などが折れ曲がったり、なくなったりしてしました。
水が引くまでかなりかかったと思います。


震災6.jpg
農業温室施設。屋根も壁もガラスですが、作業中の人に怪我はなかったそうです。
津波はこのガラスを突き破りました。
海の方から流されて犠牲になった方が施設の中で発見されたと後から聞かされました。


震災9.jpg
夏とても賑わう海水浴場のすぐ近くの高台から撮影
この辺りの住宅は殆どなくなってしまいました。
NTTの施設も流出してしまい、復旧まで1ヶ月半以上かかりました。


震災10.jpg
実家の屋上より石油コンビナート方向を撮影
タンクが横になってしまっています。
火災があった場所の近くです。



震災16.jpg
ガソリンと灯油を求めて行列ができていました。
スタンドが開くかどうかわからなくても並んだこともあったようです。
私がガソリンを入れにきたのはずっと後。
ほとぼりが冷めてからでしたが、165円/Lでした。


震災12.jpg
松島の仁王島にも何かがひっかかっています
海上には作業船もたくさんいました。


震災14.jpg
漁港のそばの宅地


震災15.jpg
隣の町の公園そばにある瓦礫置き場



近々。少しでも復旧が進んだ写真も載せたいと思っています。



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コメント 11

mutumin

この地震、津波で自然が人間に教えてくれたもの・・・「自然をなめたらあかんで!」と・・・
そして、そのことを絶対忘れてはいけないし、伝えて行かなくてはけない義務が私たちにはあるのではないでしょうか?
もちろん人災である戦争も同じです。私は戦後生まれですが、あの戦争を次に伝え、二度と繰り返さないようにしないといけないと思います。
by mutumin (2011-07-14 07:59) 

Live

お写真を拝見させて頂き、天災の怖さを改めて痛感しました。震れたとは云え遠く離れた東京では、数日は不便を感じたものの喉元過ぎれば的になっているように思います。
しかし、この地震でまだまだ日本人は捨てたものでは無いことも良く判り、何も被害はないこの辺りでも向こう三軒両隣で気持ちの助け合いがありました。
便利の裏返しは不便なので、万が一の時を生き抜く力って大事だと思います。
by Live (2011-07-14 11:44) 

olived

mutuminさん
コメントありがとうございます。
本当にそのとおりですね。
風化することがないように、後世に確実に伝えていかないといけませんね。

by olived (2011-07-14 14:04) 

olived

Liveさん
コメントありがとうございます。
これからずーっと先のためにも、のど元過ぎれば、、、という風にならないようにしなければいけませんね。
今度のことを教訓にして後世に伝えることが大切ですよね。
by olived (2011-07-14 14:13) 

bamboo

ご自身も被災されながら、よくこれだけの写真を
撮られましたね。大変な目に遭われたことがわかりました。
今も猛暑の中、いろいろとご不自由がおありでしょう。
健康にはご注意くださいね。
by bamboo (2011-07-14 15:51) 

kazykaz

いろいろな形で震災後のお写真を目にしますが、
改めて津波の恐ろしさを痛感させられます。
今でこそ平穏な暮らしに戻りつつあるようですが
相当なご苦労がおありだったようで、大変でしたね。
私を含めフォト友さん達も気が気じゃなかったようです。
輪をかけて早い梅雨明けで、長い夏になりそうなので
これからの生活もまた心配になってしまいます。
どうか体調にはくれぐれもご注意なさって、
お過ごしくださいますよう、こころからお祈りいたします<(_ _)>
by kazykaz (2011-07-14 15:56) 

まるこ

現地で見ると、あいた口がふさがらないほどの状況ですよね。絶望感。石油コンビナートの煙り、余震。。電気がなく真っ暗。もう恐怖しかない。水も食べ物もやっとの思い。
写真では伝わらないこともありますよね。
今時間が経って、遠くに住む人々からの記憶から薄くなってきてるかもしれないけど、現地の方々がまだ戦っていることを常に思って生活します。
私にできることがある限り復興を応援し続けます。
by まるこ (2011-07-14 16:59) 

ヨタ8

報道とは、全然違うと言う、親戚の話も聞きました、まだまだご不便でしょうが、お身体に気を付けて、乗り切って頂きたいと思います。
そちらとは、規模が違いますが、都内もやはり色んな影響が出てますが、皆様のお書きになってるように、自然の怖さも、語り継いで行かなきゃいけないですよね、その為には、写真で残す!いいことだと思います、それがわれら、写真愛好家の、一つの役目ですよね。
by ヨタ8 (2011-07-14 19:53) 

いそいそ

「自然は時に残酷」本当にそう感じます。
暑い中、お体を大切に、
私の住む東海地方も巨大地震が来ると言われています、
備えを万全にしておきたいです。
by いそいそ (2011-07-14 21:55) 

のぽちん

今更ながら、震災のの惨状を目の当たりにしました
一般の報道やネットでもあまり見れない情報、そして写真の数々、マジマジと拝見させていただきました
まさに震災の真っ只中にいらしたんですね
そのとき感じた恐怖は計り知れないものがあったでしょうに
でもご無事で何よりでした

by のぽちん (2011-07-14 21:56) 

olived

bambooさん kazykazさん まるこさん
ヨタ8さん いそいそさん のぽちんさん
コメントありがとうございます。
纏めてのお返事にて失礼します。
記録だけでもして置かないと。。と思い、配給や給水などなど、外に出る機会には常にカメラを持ち歩いていました。
完全に今までの生活環境にはなっていませんが、殆ど問題にならないです。といいますか、慣らされたと言った方がいいかもしれません。
地震の影響は多少ありましたが、自宅にいられることが何よりです。
今こうやって生活出来ることが、多くの人々のお陰様と感謝しつつ、大災害のことを語り継いでいき、幸いにして被災されなかった人々には、未だに苦しむたくさんの人がいることを心に刻んで日常を過ごして頂きたいと思います。
節電に協力のため、棚を作ってグリーンカーテンを育てているところですが、カーテンになるまではもう少しかかりそうです。
無理しない程度に節電しているつもりです。
お互いに厳しい夏を乗り切りましょうね。
by olived (2011-07-17 00:02) 

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